MENU

子供に多い目の病気とトラブル


女医イラスト
目にはさまざまな病気がありますが、中でも日常生活で良く見られるものの、次のような病気やトラブルがあります。子供が目の異常を訴えたり、目に異物が入ったりするなど、目の異変に気づいたときには、すぐに眼科へ連れて行ってあげてください。



流行性角結膜炎

流行り目と呼ばれている病気です。涙を介して、アデノウイルスというウイルスに感染することによって起こります。


症状としては、目の充血、目が開かないくらいの多量の目やにが出るのが特徴です。
風邪に似た症状も現れます。


感染力が非常に強いので、治るまでは、幼稚園や学校は休ませることが望ましいといえます。
また、療養中は、家族であっても、筆記用具やタオルを共用するのは避けましょう。
アルコールに浸した脱脂綿で常に手を清潔に保ち、適切な治療を受けましょう。


ものもらい

まつげの根元などに細菌が感染して化膿した状態です。
まぶたの異物感、晴れ、痛みを感じます。


ほとんどの場合、抗生物質の点眼薬や軟膏などで治りますが、長引くときには、まぶたを切開して膿や貯留した脂を出すこともあります。

結膜浮腫

白目(結膜)の裏にリンパ液がたまり、ゼリー状に白目が晴れた状態です。
アレルギーなどの炎症や、目を擦るなどの物理的な刺激によって起こります。


特に花粉症の場合、目のかゆみからまぶたをかくことが増え、その刺激によって、結膜浮腫を起こすケースが多く見られます。
寝ている間に無意識にまぶたをかいていて、朝起きたときに鏡を見て目の異変に驚くといったケースもあります。


鉄片異物

意外に思う方も多いかと思いますが、目に入る異物で最も多いのが鉄片です。
ホームに入ってきた電車の風圧で巻き上げられたレールの鉄粉や、釘をかなづちで売ったときに釘の鉄片などが、目に飛び込んでくるケースです。


鉄片が角膜に付着すると、直後であれば、水で洗い流すなどして、すぐに除去できる場合もあります。
しかし、そのまま放置して数日立ってしまうと、涙の塩分で鉄片にさびが生じ、角膜組織に浸透してしまいます。
その際には、角膜ドリルという機械を使って、除去することになります。


また、さびの量が多くて、深く広く除去することになった場合や、鉄片の付着部が瞳孔にかかっていると、角膜がにごったり、メガネでは矯正できない不正乱視になったりして、視力障害が残ることになります。
早朝の眼科医受診が予後を大きく左右します。


外傷性前房出血

目を強く打ったことにより、目の中で出血し、血液がたまった状態です。
出血は一時的に止まりますが、2〜3日後に再び出血を起こす可能性があります。
その為、目を打ってから2〜3日間は、安静にしましょう。


目にたまった血液は、いずれなくなります。
しかし、血液が瞳孔を覆って視力が落ちないように、しばらくの間は、就寝時に頭を高くして、重力で血液が沈む工夫をするようにしましょう。


角膜新生血管

コンタクトレンズによる障害の一つです。
長時間、コンタクトレンズをつけていたり、寿命の過ぎた古いレンズを使用していたりすると、角膜が酸素不足になります。その結果、酸素を補おうとして角膜に新しい血管が生えてきます。


ほとんどの場合、欠陥が角膜周辺部に生じて、中央に及ぶことはないので、視力障害の原因にはなりません。
しかし、コンタクトレンズの使用による酸素不足が、角膜感染症などのさらに重症なコンタクトレンズ障害を引き起こす場合もあるので、注意が必要です。


点状表層角膜症

同じく、コンタクトレンズやドライアイによる障害の一つです。
角膜表層の細胞が脱落して傷つき、その傷をフルオレセインという色素が、緑色に点状に染めている状態です。
レンズに汚れや傷があったり、重病で酸素の透過性が落ちたコンタクトレンズを使用したりすることや、ドライアイで起こります。